目 录
1 はじめに 1
2 先行研究 4
2.1 日中の勧誘に関する先行研究 4
2.1.1 日本語の勧誘に関する先行研究 4
2.1.2 日中の勧誘に関する対照研究 12
2.1.3 日中の勧誘に関する先行研究のまとめ 15
2.2 聞き手の言語行動に関する先行研究 16
2.3 日中のあいづちに関する先行研究 19
2.3.1 日本語におけるあいづちの研究 20
2.3.2 日中あいづちの対照研究 28
3 データ収集の方法と分析の枠組み 37
3.1 データ収集の方法 37
3.2 分析の枠組み 41
3.2.1 本研究で扱う用語の定義 41
3.2.2 分析の手順 46
4
日中の勧誘会話の全体的特徴
4.1.1 日中の勧誘会話の展開について55
4.1.2 日中の勧誘会話の構造について57
分析結果と考察
4.1
5555
4.2 日中の勧誘会話における<導入部><勧誘部>の特徴につ
いて
63
4.2.1 日本語の勧誘会話における<導入部><勧誘部>の特徴に
ついて
63
4.2.2 中国語の勧誘会話における<導入部><勧誘部>の特徴に
ついて
85
4.2.3 日中の勧誘会話における<導入部>と<勧誘部>の特徴に
ついてのまとめ
103
4.3日中の被勧誘者の言語行動の特徴:被勧誘者が勧誘内容に
興味がある場合と興味がない場合の違い105
4.3.1 日本語の被勧誘者の言語行動について: 被勧誘者が勧誘内容
に興味がある場合と興味がない場合の違い114
4.3.2 中国語の被勧誘者の言語行動について: 被勧誘者が勧誘内容
に興味がある場合と興味がない場合の違い133
4.3.3 日中の被勧誘者の言語行動の対照: 被勧誘者の勧誘内容への
興味の有無による違い147
4.4日中の勧誘会話における被勧誘者のあいづちの使用につい
て152
4.4.1 日本語の勧誘会話における被勧誘者のあいづちの使用につ
いて
·2·
目 录
·3·
4.4.2 中国語の勧誘会話における被勧誘者のあいづちの使用につ
いて 166
4.4.3 日中の被勧誘者のあいづちの使用の相違点及びその原因に
ついて 172
4.5 勧誘会話における日中の勧誘者と被勧誘者の配慮の仕方に
ついて 182
4.5.1 日本語の勧誘会話における勧誘者と被勧誘者の配慮の仕方
について 182
4.5.2 中国語の勧誘会話における勧誘者と被勧誘者の配慮の仕方
について 193
4.5.3 日中の勧誘会話における勧誘者と被勧誘者の配慮の仕方に
ついてのまとめ 205
5 おわりに 209
5.1 日中の勧誘会話の特徴についてのまとめ 210
5.1.1 日中の勧誘会話における勧誘者と被勧誘者の言語行動の特
徴について 210
5.1.2 日中の勧誘会話の構造と発話連鎖について 213
5.2 中国語を母語とする日本語学習者への提言 215
謝辞 217
参考文献 219
序
劉丹丹先生は、日本語教育学が御専門で、山東師範大学を御
卒業後、日本の大阪大学大学院言語文化研究科日本語.日本文
化専攻において、優秀な成績で修士号、博士号を取得されました。
今回その成果を出版なさると伺い、先生の大学院時代に指導教
員の一人であった者として、心よりお祝い申し上げます。
外国語を学び、異国で暮らした経験のある方なら、言語.文
化の異なる人々とのコミュニケーションにおいては、思いがけ
ない誤解や摩擦が起きるという経験をなさったことがあるでし
ょう。例えば、勧誘という行動を例にとると、日本語教育の初
級では、「一緒にいきませんか」「はい、いきましょう」とい
うような、単純な文型の応答だけが指導されるのですが、劉丹
丹先生も本書の冒頭で述べておられるように、「中国語を母語
とする日本語学習者は、日本語母語話者が行くかどうかをはっ
きり言わず、あいまいだと感じ、逆に、日本語母語話者は学習
者の勧誘に押しつけがましさを感じることもある。」というよ
うな事態が起こります。日本語母語話者は決して曖昧なのでは
なく、自分が行きたいかどうかを中国語と異なる方法で述べて
いるのであり、また、中国語母語話者も強引なのではなく、相
手に親しみを示し、誘いたいという気持ちを強く表しているの
ですが、その方法は日本語とは異なります。日常の誤解は、日
中の言語行動の違いを互いに知らないために起きるのです。
今や世界は狭くなり、外国語を学ぶことは教養や知的訓練だ
けではなく、実際にその言語を学校や仕事で使いながら、異な
る文化を持つ人々とともに生活することが増えています。この
ような言語教育に対する学習者のニーズに応えるためには、文
法と語彙を中心とした教育から、言語行動そのものについての
知見を含んだ、より幅広い教育が必要となります。このような
時代の変化の中で、劉丹丹先生の御研究は日本語教育学のため
の貴重な基礎研究であり、時代の要請に応えるものとなってい
ます。
この本が一人でも多くの人々に読まれ、先生の御研究がさら
に発展することを遠く日本から祈念しております。
2016年9月27日
大阪大学大学院言語文化研究科日本語.日本文化専攻長
鈴木 睦
日语暧昧,但有其独特的文化背景可依,规则可循。本书通过中日邀请言语行为的比较研究,明确中日邀请会话特征,探究其背后的礼貌原则。
2015年9月于日本大阪大学博士毕业后,同年12月进入辽宁师范大学日语系工作。现任辽宁师范大学日语系副主任。
本书以中日的邀请会话为出发点,通过对中日邀请会话的对比分析,来解析中日言语行为的特点。以会话结构为视角,通过对中日会话结构,以及中日邀请会话中邀请者与被邀请者的语言使用特点,来观察中日邀请会话的言语行为的特征,总结中日邀请会话的结构特点,考察中日礼貌原则的规律特征。
研究表明,虽然在邀请会话中,中日邀请者与被邀请者的语言行为特征有很大不同,但是其特点是有规律可寻的,中日之所以会经常出现摩擦,与中日会话的特质,以及中日礼貌原则的着重点不同有很大关系。并对中日附和语的使用,会话结构,礼貌原则等进行了综合阐述与分析。